もうすぐです♪

『Kanako Suzuki ~TROMBONE LIVE 2014~』まであと3日となりました。
着々と準備も進んでいます。
おかげさまで、ほぼ満席となりました。
皆様ありがとうございます☆
まだ若干チケットございますので、お急ぎご予約お願いいたします。

開場ではドリンクの販売もあり、演奏をお楽しみいただきながらお飲みいただけます。
また、演奏終了後は、私もロビーで皆様へごあいさつさせていただきます。
サインもOK (^_^)
ぜひお話に来てもらえたらうれしいです。
あっ、ナンシー含め、盲導犬たちには触らないでくださいね~ U^w^U

とにかく晴天を祈るのみ☆
8月3日がとっても楽しみです。
開場で笑顔の花がたくさん咲きますように☆
一緒に楽しみましょう!!
 

盲導犬共同訓練日誌~あとがき~

ずっと書いてきた訓練日誌、長い間お読みくださりありがとうございました。
前半は富士ハーネス、後半は自宅での訓練でした。
日誌にはなかったあれこれを書いてみようと思います。

富士ハーネスでは、訓練以外でも、夕食後のトロンボーンの練習が日課でした。
ある日、富士ハーネスを去る職員さんの送別会があり、
食堂でみんな集まって、ピザなど食べながらにぎやかな時間を過ごしました。
その時、トロンボーンで、ミニコンサートもしました。
ハーネスの職員さんたちの仲の良さも垣間見ることができ、とても楽しい夜でした。

休日には、静岡に住んでいた幼稚園の頃の先生が会いに来てくださり、
ケーキを差し入れしてくださいました。
そして、別の週末は、両親が訪問。
お昼にと持ってきてくれたおにぎりや卵焼きがとってもおいしかった!
毎日お弁当屋さんの食事だったので、手作りのおにぎりは本当にうれしかったです。
おいしかった食事ベストスリーに確実に入ります。

両親も、ペットではないナンシーとどのように接したらいいか、最初は悩んだそうです。
今ではすっかりベタベタかわいがってますけどね (^_^)

自宅での訓練の休みの日は、家族でアウトレットモールへ。
まだ仮免の私たちでしたが、エスカレーターに乗ったり、レストランで食事をしたり、訓練で学んできたことを実践しました。

訓練は、大変なこともあったけど、後に残ったのは「楽しかった!」という印象でした。
職員さんや同期の訓練生との楽しい会話、
盲導犬と歩く夢がかなった幸せ、
そして、最高にかわいいナンシーが家族になってくれた喜び。
人生の中でも、大きな節目となった、濃い1か月でした。

訓練中は、この訓練日誌の他に、ブログも書いていました。
ちゃんとユーザーと盲導犬として認められるまでは、ナンシーの名前もふせて「Nちゃん」と書いています。
日誌とは一味違った内容になってますので、ご興味ありましたらその時のブログも読んでみてください。
以下のページより、シリーズでご覧いただけます。
http://kanako0902.seesaa.net/category/22149577-1.html

これで、すべての訓練日誌シリーズ終了です。
今日に間に合ってよかった!
というのも、今日7月28日は、ナンシーと出会った記念日☆
富士ハーネスでの訓練が始まった日です。
あれから6年が過ぎ、今日から7年目突入です。
ナンシーとの付き合いも、もうそんなになるんだなぁ。
今まで以上に、一緒にいられる時間を大切にしていきたいと思います。
そして、ナンシーにたくさん「good」と「ありがとう」を伝えたいです。

富士山をバックにツーショット
2008年 in 富士ハーネス
 

盲導犬共同訓練日誌⑨

いよいよ共同訓練も残り2日です。
ユーザーと盲導犬としてデビュー間近!


■8月21日(木曜日)
厚木まで電車で一人で行くことになりました。
数人に助けてもらいながらも、無事厚着まで行くことができました。
そこからの乗り換えは、説明してもらいながら練習。
電車からホームに降りて、階段やエスカレーターを探すのが、なかなか難しいです。
自分の中で、階段までの距離感をしっかりつかんで、ナンシーに的確に指示を伝えることが大切だと思いました。

帰りは、人ゴミの多い町田駅経由で帰ってきました。
白杖で歩いている時は、かなりの神経を使って歩いていましたが、地図さえ頭にしっかり描けてれば、ナンシーとなら、スムーズに歩くことができそうです。
人をうまく避けて誘導してくれました。

電車の中で、人がたくさん乗っている時は、ナンシーのしっぽや鼻を踏まれないかが、気がかりでした。
ドアは、しっかり見つけてくれるので、あせらず慎重に乗り降りしたいです。

白杖で歩いていた時の感覚が生かせるところもあれば、白杖と盲導犬とでは、大きく動きが変わってくる部分があることを知りました。


■8月22日(金曜日)
今日で訓練最後の日。
電車を乗り継いで、本厚木の教室まで一人で行きました。
やはり、橋本駅の改札を見つけるのに手まどい、人に助けていただきました。
電車の乗り降りや、乗り換えは、スムーズにできたと思います。
目の見えないお子さんを持つお母さんが、「子供にわんちゃんをさわらせてあげても大丈夫ですか?」と聞いて来られましたが、ハーネスをつけている時は、仕事中なので触れないんです・・・とお断りしました。
心のどこかでは、見えないお子さんにさわらせてあげたいという気持ちもありましたが、ナンシーが興奮してしまっては大変なので、やんわりとお断りしました。
そこから先も、順調に行き、大きな問題もなく無事教室に着くことができました。
歩いている間に、なんかハーネスが傾くなぁと、何度か直したりしていたのですが、どうやら、前足の片方が、ハーネスの外に出てしまっていたようです。
車の中で体勢を変えた時に、足が出てしまったのかもしれません。
ナンシーも歩きずらかったのに、よく誘導してくれたと思います。

おかげさまで、合格をいただけて、晴れて盲導犬ユーザーになれました。
これからは、ナンシーと2人で、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
共同訓練中、大変お世話になりました。とても楽しく、充実した4週間でした。
これからも、いろいろご相談させていただくと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

これからナンシーと、初出勤してきます!


====================
2014年現在
白杖であっても、盲導犬であっても、誰かに助けてもらいながら目的地へ行くことは同じです。
助けてもらったことがマイナス点なのではなく、迷ったら人に聞くというのは、見えない人にとって大切な一つの手段なのです。

今なら、ナンシーも落ち着いているので、見えないお子さんに特別触れさせてあげることもすんなりできますが、
やはり訓練中は、私にも余裕がなく断ることしかできませんでした。
こういう時どうしたらいいかというのを考えるきっかけになった出来事でした。

前足の片方がハーネスから出ていたのにはびっくりしました。
どうも、階段の上がり方がぴょこぴょこして変だなぁとは思いながらも、
ずっとそのまま気付かずに歩いていたなんて、ナンシーに申し訳ないやら笑ってしまうやら・・・
でも、無事目的地に付いて、「合格です」の言葉をいただけた時はうれしかったです。
ついに本当のカナンシーペアが誕生した瞬間でした。

訓練日誌は以上で終わりです。
次回は、あとがきとして、日誌にはなかった出来事や、その頃の思いなど書いてみようと思います。
あと少しだけお付き合いくださいね (^_^)
 

盲導犬共同訓練日誌⑧

訓練最後の週が始まりました。
橋本と厚木それぞれの職場までの往復を中心に訓練しました。


■8月18日(月曜日)
橋本のオフィスから駅まで、駅からオフィスまでを、自力で歩きました。
Nさんが、遠くで見ていてくれましたが、一度も声をかけられることなく、なんとか自力で往復できました。
時々、ナンシーが、脇道に入ろうとしたり、一度立ち寄ったお店に入ろうとしたりしましたが、車の音を聞いて、進路を戻すことができたのでよかったです。

駅周辺では、バス乗り場やタクシー乗り場の確認など。
バスは、ナンシーが時々違うバス停まで連れていくことがあるので、乗る前には、誰かに確認をするようにしたいです。
駅は、前回に比べ、人の数がかなりのものでしたが、ナンシーは慎重に誘導してくれ、方向を見失うことはありませんでした。

午後は、散歩コースを再び開拓。
左まわりで、ぐるっと一周するコースで、ほとんどが裏道なので、車もあまり通らず、のんびり散歩コースになりそうです。
ただ、コーナーを行きすぎたり、違う所で曲がったりしてしまうと、どこに行くかわからないので、距離感や、大通りの車の音など、頼りになるものを見つけていきたいです。

ナンシーの動きから、今ナンシーが何を考えているか、どういう気持ちなのかが、少しずつわかってきました。
時々わがままを言ったり、楽しく歩いている時の軽快さなど。おだてたりしながら、お互い気持ちよい歩行をしていきたいです。


■8月19日(火曜日)
オフィスから駅までまた歩きました。
歩き始めて間もなく、ナンシーがGOをかけてもすぐに止まってしまうようになり、これはワンツーサインだと思い、なんとなく広そうな所があったので、そこで袋をつけてさせてみたら、ツー(うんち)をしました。
こういう時に、させられる場所がないと困るなと思いました。

厚木の教室まで、電車を乗り継いで行く練習。
相模線は、ドアが押しボタン式なので、ナンシーもドアを発見しずらいのではと思いましたが、一度教えたら、ちゃんとドアまで誘導してくれました。
乗り継ぎの駅をいつもと変えてみましたが、地図が頭にないのと、工事をしていたりして、大変でした。
やはり慣れた駅を使おうということになりました。

教室での待機場所や、行き方などは、大丈夫そうです。
私が教えに行く時間は、子供の生徒さんも入り口などに多くいるので、それは気を付けたいと思います。

多目的トイレで、袋をつけてワンツーさせるということを、2度試しましたが、どちらもしませんでした。
草や土があるところでは、すぐにしてくれるのですが、このようなところは、ナンシーにとってはワンツーしずらいようです。
いずれ、こういうところでも、出来るようになってもらえると助かるのですが・・・

駅からオフィスまでの帰り道は、最初改札を出てからの、私のライト(右へ)の指示がうまくいかずに、エスカレーターを見つけられないというトラブルがありましたが、それ以降は、ナンシーの中で「オフィス」という、はっきりした目標物があるせいか、とても軽快な歩きで、短時間でオフィスに着くことができました。
歩道にはみ出して止まっている車を慎重によけたり、私が前に車がいることに気付かず、GOを出しても、車が行き過ぎるまで歩かなかったりと、安全に誘導してくれました。


■8月20日(水曜日)
家からオフィスまでを、完全単独で行くことになりました。
バスもスムーズ。降りてからも、大きな問題はなくスムーズに行くことができました。
ちょうど1時間かかりました。
行きはこうしてスムーズでしたが、問題は帰り・・・。
また途中で立ち止まりが続き、ツーがしたいというサインです。
オフィスを出る時にワンツーさせましたが、ワン(おしっこ)しか出ませんでした。
くせがついてもいけないと思い、今日はそのまま先へ進むことにしました。
ツーをしたくて意識がそれてしまったのか、途中で左に入りこんでしまったり、元来た道に戻ろうとしたり、なかなか先へ進めず、大きな交差点では、私の方向感覚もなくなってしまったりで、たくさんの人に聞きながら、なんとかたどりつくことができました。
20分で歩ける道を、40分かけて歩きました。
道に迷った時や、信号待ちをしている間など、ナンシーをダウン(ふせ)させて、少しでも便意をそらそうとしました。
予定の1本後のバスに乗り、家まではハイスピードで歩いていました。
家について、すぐにツーをさせました。
これらの事件で、かなり疲れと落胆がありましたが、Nさんは、ツーを家までがまんさせて歩けたことは、自信を持っていいと言ってくれたので、少しほっとしました。
今後、なんとか出発前にツーが出来るよう、袋をつけたりして試していきたいです。

動物病院は、オフィスから歩いて2~3分のところにあるので、とても便利です。
初めて行きましたが、先生も親身になってくれそうで、細かいボディチェックもしてくれるので、今後も安心です。
体重が少し増え気味なのと、耳がかなり汚れていて、少し通って治療が必要とのことでした。今のうちにしっかり治療してあげたいと思います。

踏み切りを渡る訓練は、踏み切りまでの距離や、音が鳴ってから遮断機が閉まるまでの時間などを知っておくことが重要なのだそうです。
出来るなら踏み切りは渡らないで行けるのがベストですが、どうしてもの時は、それらを思い出しながら渡りたいと思います。

前回開拓した、散歩コースを、母に後ろからついてきてもらいながら、歩いてみました。
途中、また道を戻ろうとしたり、道の真ん中を歩いてしまったりというところがあったようで、もう少し練習が必要そうです。
ナンシーは、何か目標物がはっきりしているところでは、快調に歩いてくれますが、そうでない場合は、ダラダラ歩きになってしまいます。
そういう時に、なんとか楽しく快調に歩けるようにしていきたいです。


====================
2014年現在
今まではただただ歩くことに必死でしたが、少しずつナンシーの気持ちも読み取れるようになってきました。
それと同時に、トイレのことなど、歩行以外のことにも気を配っていく必要があることを痛感し、
盲導犬と歩くということは、人間の子供と一緒に出掛ける感覚に近いのだとも感じました。
今となっては、トイレのリズムもわかっているので、歩くということを自然に楽しめるようになってます。
なにより、歩道に止まっている車をよけてくれたり、道や線路を渡るのもナンシーのおかげで安心して渡れるようになり、
歩くことへのストレスや恐怖感がまったくなくなりましたよ。

多目的トイレでワンツーさせることは、今の今まで一度も成功してません。
何度かチャレンジしましたが、ナンシーの頑固さに私が完全に根負けです。
でも、このワンツー場所へのこだわりは、それこそパピー時代、訓練犬時代からのものだったようで、
パピーの頃も、ペットシートでは、自分のワンが足につくからいやよ!とか、
訓練犬時代も、他の訓練犬がワンツーした後のぬれた場所ではしたくないわ!
みたいに、かなりこだわっていたようです。
その子によって性格やこだわりも様々。
ある部分は妥協し、ある部分は能力を伸ばしていく、
これが、盲導犬と暮らす楽しさ、おもしろさでもあるのかもしれませんね!
 

盲導犬共同訓練日誌⑦

富士ハーネスを後にし、ナンシーにとっての初めての我が家へ。
家族もナンシーを迎える準備をしてくれていました。
そして、自宅での訓練が始まります。


■8月14日(木曜日)
いよいよナンシーとともに、自宅へ帰る日になりました。
ナンシーはどんな反応を示すのか、不安と期待が入り混じります。
家について、まずは、試しに駐車場でワンツー。すんなりワンをしてくれました。
家に入ると、涼しいせいか、早速ナンシーはくつろいでいました。
私の部屋にも、あまり不安感などは表さずに、エブリベットの上で静かにしています。
一番心配だった、先住犬のチワワのチワとの対面。
チワは、14歳で、目も耳も鼻も利かないため、ナンシーには特に気付いてない様子。
ナンシーは、最初「なんだなんだ」とチワを目で追っていましたが、チワが「遊ぼうオーラ」を出していないせいか、しばらくすると、無関心の様子で落ち着きました。
その後も、チワが近くに来ても、まったく動じることもなく、ほっとしました。

ナンシーは早速部屋で留守番させて、家の周辺をNさん(訓練士)と歩いてみました。
散歩コースはたくさんあると思っていましたが、歩道がなかったり、あったとしてもくさがぼうぼうだったりと、あまり歩行環境は整っていないことが判明しました。
ポストまでは行けるようにしたかったのですが、ポストのある場所も、犬と歩くには難しいところだったので、また別の方法があるかを考えることになりました。

部屋に戻り、ナンシーにフードをあげて、今度は庭でワンツーさせてみることにしました。すると、またまたすぐにツーをしてくれました。
夜も、かどのすみで、ワンをしてくれ、富士ハーネスにいた頃よりも、すんなりワンツーしてくれるようになって安心しました。

Nさんが帰られてからが心配でしたが、変わった様子もなく、おとなしくしていました。
ナンシーはどう思っているんだろうと気になります。不安のためおとなしいのか、それともリラックスしているのか、ねこかぶりしているのか・・・
富士ハーネスと比べ、こちらは、暑いので、少しナンシーも暑そうにしていました。
明日以降、ナンシーはどう変わっていくのでしょうか。このままの様子で落ち着いてくれると助かるのですが。


■8月15日(金曜日)
今日もナンシーは、ワンツーもスムーズだし、落ち着きもあり、とってもgoodでした。
家の近くのバス停と、コンビニまでの往復を歩いてみました。
私の知っている道だというせいか、順調に歩くことができました。
庭でのDE(基礎訓練)やコットン遊びで運動をし、部屋の中でのノーリードでのDEでは、頭をたくさん使わせることができそうです。

夕方からの近所の歩きは、コーナー(かど)が見つけずらい箇所が多くあり、ナンシーはそのまま通り過ぎてしまう部分がたくさんありました。
散歩コースは、もう少し検討が必要そうです。


■8月16日(土曜日)
朝5時に起きてワンツーとブラッシング。6時過ぎにえさ。そういうスケジュールが一番よさそうです。
暑くなる前にと、7時過ぎには家を出発。バスと徒歩で、勤務先の橋本のオフィスまでの往復をしました。
家からバス停までは、昨日もやったので、スムーズに行くことができました。バスも、すいていたのもあり、落ち着いてナンシーをダウンさせることができました。
今回は、支払いなどの動作はNさんがやってくれたので、私はナンシーと乗降の動作だけに集中できましたが、実際に全て自分でバスカードを通したりする作業も加わると、かなりあせってしまいそうです。

駅についてから、オフィスまでは、最初以外は、とにかくひたすら15分間逆歩道(右側の歩道)をまっすぐのルートなので、ナンシーもかどを見つける度に、帰りたそうに、曲がろうとしてました。
信号のある道、わき道など、たくさんの道を渡るのですが、とにかくまっすぐなので、なかなか目標物にするものがなく、オフィスまで来たかどうかが、まだわかりません。
あと、途中のローソンの前の道が、変則的な形をしているので、まっすぐ歩くのが難しいです。
このコースは、ナンシーも道を覚えて、私の方向取りさえしっかりできれば、少しずつ歩きやすくなりそうです。
帰りも、バス停探しや、お店の位置関係など、だいぶわかってきました。

午後は、昨日やったコンビニまでは自力で行くことに。
駐車場に入りこむこともなく、すんなりコンビニのドアを見つけることができました。
そこからさらに先にある、スーパーまでも行ってみることになりました。
途中コインランドリーに入ろうとしたり、花屋の入り口ギリギリまで行ったりしましたが、こちらも、あまり難しいこともなく行けそうです。
帰りも先ほどのコンビニの前で減速するなど、ナンシーなりにいろいろ私に聞いてきてくれ、楽しく軽快に歩くことができました。

ナンシーの気分によって、軽快に歩いたり、ダラダラゆっくり歩きになったり、先へ行く指示を出しているのに、帰りの方向に行きたがったりと、いろいろ動きに変化がありますが、そういうナンシーの気持ちや信号を読み取って、安定した歩行が出来るようになりたいです。


====================
2014年現在
うちにはチワワがいたので、その子にどんな反応をするのかが一番心配でした。
でも、ナンシーは、チワのことをしっかり先住犬と認めて、いっさいちょっかいを出したりすることはありませんでした。
チワの方がナンシーに興味を持ち、いつもナンシーにくっついていましたね。
その年の冬、二人並んで日向ぼっこしてる姿にはいやされましたよ!
鼻と鼻でチュー  一緒に日向ぼっこ
(昔の写真なので画像が荒いかも?)

初めての家なのに、以外にも、ナンシーはとっても落ち着いていて、こちらが拍子抜けしてしまうほどでした。
富士ハーネスであんなに悩んでいたトイレ問題もウソのよう。

自宅周辺のバス停、コンビニ、スーパーまでの道のりは、数年前に白杖でも訓練を受けていたので、歩道の狭さや歩きにくさは知っていました。
ところが、ナンシーとその道を歩くと、こんなにあっという間に付くの!?というくらい早く歩けたことに感動しました。
盲導犬のすばらしさはこれなんだ!と実感しました。

それにしても、神奈川は暑かったなぁ・・・
 

盲導犬共同訓練日誌⑥

富士ハーネスでの訓練もラストスパート。
ナンシーとの距離も一気に縮まっていきます。


■8月11日(月曜日)
犬が突然飛び出した時のために、ハーネスを放してリードだけをしっかり握るという練習。
ハーネスやリードの持ち方を、今までと少し変えることで、うまくハーネスだけを放すことができそうです。とっさの場合に、しっかり使えるかが問題ですが。
いつもと違って、ナンシーが異常な反応を示した時に、無理やりハーネスをつかもうとすると危険だそうなので、危ないと思った時点でリードのみをしっかり握れるようにしたいです。
(ハーネスをつかんだままにすると、自分の体も引っ張られてしまい、転ぶ可能性があるため)

交通訓練は、ユーザーがGOの命令を出した時に、もしせまってきている車があった場合、その命令に従わずに動かないという、犬にとっても神経を使う作業だそうです。
ギリギリのところまで車がせまってきているので、私も後ろポジションになりがちで、その後歩き出した時に、ナンシーが右に出てきてしまうという問題はありましたが、ナンシーはしっかり車の前で止まってくれました。
(職員さんが運転する車が、わざと私たちすれすれに横切っていきます)
そういう時は、思い切りほめてあげたいと思います。余談ですが、ほめる時に、ナンシーのあごをなでてあげると、プルプルしていてかわいいです。

しっかりNOを伝える訓練は、チョークとNOをかなりの強さですることによって、ナンシーの反応が明らかにキビキビしていくのがわかりました。
命令をあまり聞かなかったり、ダラダラしてきた時に、時々こういうことをすると効果的だそうです。
その後で、しっかり遊んであげて解放してあげることが大切だとわかりました。いいこと悪いことをはっきり伝えてあげることが、大切なのだと思いました。


■8月12日(火曜日)
朝、私が少しの時間部屋を離れて戻ってみると、ナンシーがドカーンとベットの上でくつろいでいるではありませんか・・・
すぐにきつめにNOを言って降ろしました。
しばらく無視をしていると、ナンシーは、机の下で小さくなっていたので、その後軽いDE(基礎訓練)をしてみました。
とても動作がきびきびしていて、よくほめてあげました。

トレーニングルームでのDEも、シット(おすわり)やダウン(ふせ)がほぼ100%うまくいき、なかなかGOODでした。
わざと興奮させて、その後落ち着かせるというのも、まだまだ遊びたいという気持ちはあるみたいですが、コマンドはしっかり聞いてくれたと思います。
ただ、ダウンした時、匍匐前進することがあるので、それを押さえていければと思います。

犬にほえられても、誘惑されずに歩けるかという訓練は、ナンシーは思ったより、犬に動じることはありませんでした。
わざと、犬に近づけても、無視して歩いていました。
訓練の時は、逆に思い切り反応してくれれば、コントロールの仕方も実践できたのですが、まぁ、無視して歩いてくれることにこしたことはないので、よかったと思います。

法律についての講義は、「表示の義務」、「健康管理の義務」、「行動管理の義務」の3つが、私たちが守らなければならない義務だそうです。
いろいろなところに気持ちよく出かけていくためにも、しっかり守っていきたいと思います。
入店拒否なども、まだ実際にあることだそうなので、そういう場面に出くわすこともあるかもしれません。
そういう時にも、相手に盲導犬をわかってもらえるよう、こちらはしっかり管理していきたいです。

夜間歩行の訓練では、視覚的には私は昼間も夜も変わりませんが、お店の音楽などが昼間は頼りになりましたが、夜は静まりかえっていたので、しっかり寄れているかがわかりにくかったです。
途中ナンシーが何度も止まったり、クルッと回転したりして、TWOの合図を出してきました。
近くに排便させる場所がなかったので、ダウンで一度落ち着かせてから排便場所まで歩かせました。
どこでもワンツーが出来るわけではないので、気をワンツーからそらして歩かせるということも、必要になってくると思います。
そういう事件があり、私がわき道の数を数え忘れたりはありましたが、車の流れを頼りに、大通りを見つけることができました。
逆歩道(右側の歩道)でも、「よって」をしっかりかけていかないといけないことがわかりました。
点ブロも頼りになるので、周囲の状況に応じて、うまく組み合わせて使っていきたいです。


■8月13日(水曜日)
富士ハーネスでの最後の訓練の日。ここまであっという間でした。もう少しここにいたいような・・・

いつもの駅前通りのコースを、今日は一人で歩くことになりました。
方向取りや、裏道に入るコーナー(かど)を探せるかどうかなど、心配はいくつかありますが、とにかく今までやったことを思い出しつつ歩きました。
途中交差点を渡る時、私の方向指示がうまくいかずに、車道にはみ出して歩いてしまっていたようで、なにかおかしいと思っていたところで一度止められました。
もう一度渡る前のところまで戻ってやり直し。今度はうまくいきました。
その時の細かい状況をあまり覚えていませんが、渡る前の方向取りは、時間をかけてでもしっかり取りたいと思います。
心配だった、裏道へのコーナー探しは、うまくいき、ちゃんと寄せて歩くことができました。
大きなトラブルもなく、ゴールまでたどり着けた時は、なんともいえない感激と安堵感でした。
ナンシーとも、ぐっと距離が縮まったような気がします。ナンシーありがとう!

歩いている時や、DEをする時など、緊張していると、ナンシーを見下ろして、下を向いてしまうくせがあるようなので、なるべく前を向いて、胸を張って歩けるようになりたいです。

明日から、自宅へ帰り、ナンシーにとっても初めての環境なので、また新たな問題はたくさん出てくると思いますが、ここで学んだことを生かして、あせらず慣れていきたいです。


====================
2014年現在
ベッドにナンシーが乗ってしまった事件は、前日にNOでしかる訓練をしたため、
ナンシーとしては、「なぜこの人は、ご主人でもないのにこんなに私に命令ばかりするのだろう」と納得がいかなかったようです。
そのため、わざとしてはいけないこと(ベッドに乗ること)をして、私を試したようです。
もしそこで私が中途半端にナンシーに注意したら、きっとナンシーの中で、私を主人とは認めなかったでしょう。
思い切りいけないということを伝え、その後基礎訓練でたくさんほめてあげたことがよかったようで、
それ以来、私の指示に対する反応が、見違えるほどにきびきびとなりました。
この日から、やっと私のことを主人として認めてくれるようになったようです。
「都合のいい人」から卒業できた瞬間でした。
群れで生活する犬の習性として、絶対的に信頼できる主人がいることがなによりもの安心なんだそうです。
そのポジションに私がなるということは、二人の信頼関係、そして安全な歩行を手に入れるため、とても重要なことでした。
訓練士さんばかり見ていたナンシーが、やっと私にも「次はどうしたらいい?」と聞いてきてくれるようになりました。

最後の駅前通りを二人だけで歩ききった時、またまた涙がこみあげて、心からナンシーにありがとうを伝えました。
お互い信頼し合うことができたからこそ達成できたんですよね!

さぁ、次回の訓練日誌からは、いよいよ自宅編です。
より日常に必要な訓練をしていきます。
 

新曲生まれました♪

8月3日のトロンボーンライブまで3週間をきりました。
リハーサルもいよいよスタート!
何度も一緒してるメンバーなので、久しぶりに集まってもすぐにうちとけて、
曲作りもスムーズに進んでいきます。
今回は、新曲も初合わせ。
私が頭の中でイメージしていたものが、どんどん形になっていく瞬間。
さらに、イメージ以上のものに作り上げられていく感覚。
とてもわくわくします。
夏らしい楽しい曲が出来ました。
8月3日のライブで初披露です!お楽しみに!

リハーサル中ナンシーは、おとなりの部屋で寝ています。
でも、休憩時間など、みんなと一緒にいたいナンシー。
ドラムセットの目の前なのに、リラックスして横たわってます。
ドラムの前のナンシー
すごい音なのに大丈夫なの!?

そして、腹時計の正確なナンシー。
となりの部屋から首輪の鈴の音と、歩きまわるカチカチという爪の音。
どうしたのかなと思って時計を見たら、ぴったりえさの時間でした。
この正確さにはびっくりです。

まだアレンジしなければいけない曲が残ってますが、今から本番のステージをイメージしつつ、
どんどん気持ちも盛り上がってきました。
みなさん、ぜひ一緒に当日盛り上がりましょう!
チケット絶賛発売中です☆

詳細はこちら ↓
http://kanako0902.blog.fc2.com/blog-entry-134.html
 

盲導犬共同訓練日誌⑤

いよいよバスや電車などの乗降訓練も始まりました。
私の方向取りがうまくいかないという問題がのしかかってきた時期です。


■8月7日(木曜日)
3回目の駅前通りコース。
もう地図は頭に入っているのに、私の方向取りがうまくいかず、何度もやり直しをしました。車の流れがまだちゃんと聞けていないようです。
それと、私の方向が悪いせいか、ナンシーが止まった時に、体を右に向いたりしてしまいます。
そこですぐに判断してNOを言うのが遅れてしまったり、流れ作業になってしまったり・・・一つ一つの指示がナンシーにしっかり伝わるよう、丁寧に指示を出していかなければと思いました。
プルプッシュ(わざとハーネスを右に引っ張ってその反動で左に寄らせる方法)は、私の体がナンシーから離れないよう、ハーネスだけを右に引いて、バランスを保ったままよってがかけられるようにしたいです。
とにかく、私のNOを言うタイミング。一つ一つの号令を丁寧に確実に、方向取りはしっかりとが、大きな課題だと思いました。

バスの訓練は、どのようにしてバスに乗降するかの流れはわかりました。
実際、私がよく使う路線バスで、これが生かせるように頑張りたいです。
今日はすいていたのでよかったですが、これが混んでいた時は、また難しそうだなと思いました。


■8月8日(金曜日)
電車の乗り降りの訓練。
電車以外でも、改札の通り方、エスカレーターの乗り方、ホームの歩き方など、盛りだくさんでした。
ホームは、点ブロ(黄色い点字ブロック)をしっかり足で確認しながら、ゆっくり歩くことが大切だと知りました。
人が多いホームでは、自分のいる場所を見失わないよう、充分気をつけたいと思います。
駅のような、雑音の多い場所では、はっきり大きな声で号令しないと、ナンシーに届かないようなので、そこはしっかりやりたいと思います。
ホームと同様、車内でも混雑していた場合が、どうやってダウンさせるか、移動の仕方など、難しそうだなと思いました。
ナンシーを座らせたりすることによって、私の向きがナンシー側に向きやすく、進行方向を見失うことが多いことがわかったので、今後気をつけていきたいと思います。
改札や、エスカレーターは、練習を重ねることによって、スムーズに行けそうだと思いました。

飲食店で、外に出るまでブルブルさせないようにするため、首をつかむのは、なかなか大変でした。
つかみながら歩くことにより、かなり体勢が前かがみになるので、とても歩きずらかったです。なんとかブルブルは食い止められたようなので安心しました。

いろいろ新しい技術が加わり、一度にたくさんのことを考えて行動しなければならないので、今までやったことをしっかり復習していきたいと思います。


■8月9日(土曜日)
いつもの駅前通りを再チャレンジ。
触地図(横突があり、触って確認できる地図)で、コーナー(かど)での犬の動きや、命令の仕方を確認し、頭の中ではだいぶイメージが出来ました。
実際に歩いてみて、前回よりも、イメージが出来た分、指示もだいぶしっかり伝わり、スムーズに歩けるようになってきたと思います。
方向取りは、まだ少し左を向くことが多いですが、大きなずれは少しずつなくなってきました。
午後にYさんに、車の音の聞き方を教えていただき、それによりだいぶ向きも取りやすくなりました。
道で早く実践してみたいです。
ナンシーが止まった時、なぜ止まったのかをすぐ判断できるようになりたいです。


====================
2014年現在
白杖時代に、あまり一人歩きをしていなかったせいで、車の音を聞いて方向取りをするのがうまくいかず、
斜め横断をしてしまいそうになったり、何度もやり直しの連続で、
私のせいで暑い中ナンシーを何度も歩かせるのが申し訳ないやらなさけないやらで、
たまっていた思いが吹き出し、部屋で一人で泣いてしまったことがありました。
そうしたら、ハウスで寝ていたナンシーが私のところへ寄ってきて、
しっぽをふりながら顔をペロリとなめてくれたんです。
「大丈夫だよ!一緒にがんばろうよ!」と励ましてくれていたみたいで、
私もナンシーを抱きしめて「ありがとう!」と涙ながらに言っていました。
その瞬間から、私の気持ちも大きく変わり、
この子とならうまくやっていける!なんでも乗り越えられる!
と強く思い、ナンシーと絶対にいいペアになろう!と決心しました。
この出来事のおかげで、今の私たちがあるのだと思います。

レストランを出る時、身ぶるいさせないようにするために、首をつかみながら歩くのはとても大変でした。
それに、あまり格好の良いスタイルでもないなと・・・
何度もレストランに行くうちに、首はつかまずハーネスを強めににぎって、
ブルブルしちゃだめよというのを伝え、レストランを出てからハーネスを放し、
「ブルブルOK」と言ってあげるようにしたら、ちゃんとお店を出るまでブルブルしないようになりました。
このように、実際に生活していく中で、訓練では教わらなかったことを私なりにナンシーに教えたこともたくさんあります。
こうして、それぞれのユーザーと盲導犬の中でのルールというものを、少しずつ作っていくんですよね。
 

盲導犬共同訓練日誌④

訓練も2週目に入りました。
ハーネスの感覚にも少しずつ慣れてきて、いろいろなコントロールをマスターしていきます。
ワンツー問題については、まだまだ試行錯誤中。


■8月4日(月曜日)
2週目の始まり。今日の暑さはすごかったです。
ミルクランドからの道を歩きましたが、カーブ(歩道の切れ目)はしっかり探してくれた方だと思います。
私の体の向きが、外側に向いてしまい、ナンシーが右よりになりやすいようなので、気をつけていこうと思います。
帰りのプロムナードでの、苦手な「よって」は、よっての手の出し方と、体の向きに気をつけて歩いてみたら、ちゃんと寄れていました。

午後は、正歩道(左側の歩道)と逆歩道(右側の歩道)が、それぞれ出てくる道を歩きましたが、午前に言われた体の向きに気をつけたら、ナンシーが障害物をよけて右に出てきたのが、ハーネスを通してわかりやすくなりました。
きれいに寄れていたとのことだったので、この感覚をつかみたいです。
rightとleftを示す時、しっかり足と手でナンシーに伝わるよう、はっきり指示を出そうと思います。
そのまままっすぐ進もうとする場面が多くありました。

今だ苦手なハーネスを入れる動作ですが、私がどぎまぎしてるのがナンシーにも伝わっているようです。
素早くスムーズに入れるよう、練習していきたいです。口とあごを片手でおさえることによって、顔の位置が動かないので、この方法をマスターしていきたいです。

ワンツーのペースは、ナンシーの場合、昼間6時間おきくらいにワン、一日3回。ツーは2回というのが続いています。
そのペースで問題ないようなら、安心なのですが。水は、こまめにあげるようにしていきたいです。


■8月5日(火曜日)
車に乗ってドアをしめる時、しっぽが挟まったのか、ナンシーがキャンキャンとすごい声を上げたのでびっくりしました。
確認はして閉めたつもりでしたが、やはり充分に気をつけて締めなければいけないんだと思いました。傷などはないようなので、よかったです。

今日も昨日と同じコースを歩きましたが、周囲の様子も少しずつ気を配れるようになってきました。
時々バランスを崩すのは、ナンシーが右に出た時、私の体がついていけてないからだそうなので、これも克服していきたいです。
歩行中に、ナンシーが何度も止まったり、帰ろうとしてたりしたのは、ワンツーのサインだったことがわかりました。
もらす前にツーをさせることができてよかったです。こういうサインを、すぐに読み取れるようにしたいです。

犬の医学の講義は、ナンシーの健康管理のため、しっかり覚えておいて、定期的な診察、普段からの健康管理をしっかりしたいです。
まずは、気軽に相談できて、親切に診断してくれる、いい動物病院を探さなければ。

シャンプーは、かなり体力がいる作業でした。立ってできるからまだいいですが、家でのシャンプーは、さらに体力を使うと思います。
洗い上がりは、とてもふわふわになり、いい香りがして気持ちがいいです。

そして、いつものワンツーですが、今日は、えさにも水を多めに入れ、その他、水を与える時も、お皿を持ち上げたりして、少しでもたくさん飲めるよううながしました。
それでもワンの回数は変わりませんが、一日3回なら、まだ大丈夫とのことなので、しばらくこのままペースを見ていきたいです。
ワンツーさせる時に、私も動ける範囲で動いたり、リードを動かしたりする方法もあることを知りました。


====================
2014年現在
ミルクランドというのは、富士ハーネス近くにある牧場で、そこのジェラートがとってもおいしいんです。
夏の暑い訓練だったので、休憩がてら食べたジェラートは特別おいしく感じました。

車にしっぽを挟んでしまった事件はかなり驚きとショックでした。
実際はしっぽの毛の先の方がちょこっとドアに挟まっただけのようでしたが、
ナンシーの大きな声にとにかくびっくりして、固まってしまいました。
それ以来、車やタクシーに乗る時は、必ずしっぽを抑えて挟まらないように気を付けています。
 

盲導犬共同訓練日誌③

訓練1週目も終わりに近づき、この時期は、タイミングよく号令をかけること、
一つ一つの動作をしっかり意識して行うことに重点を置いていました。
そのため、文章中にも、命令後などもたくさん出てきて、ちょっと読みにくいかもしれませんm(_ _)m


■8月1日(金曜日)
思いがけず、午前中が訓練休み。ナンシーのグルーミングをしてあげました。
ダウンすると、いつも右側しか出してくれないので、左側をあまり念入りに出来ませんでした。
そういう時は、アップさせてやればいいとのことなので、明日試してみようと思います。

午後の訓練で、部屋でのコットン遊び。小さいスペースのせいか、ナンシーは引きを加減しているようでした。
誘惑訓練(他のものに誘惑されずにユーザーの支持を聞く訓練)では、カムでは、しっかり来てくれるようになったものの、軍手にはかなりの反応を示していました。
鼻ピンも効果的だとのことで、しかることの難しさも感じました。
「都合のいい人」にならないよう、アメとムチをうまく使い分けていきたいです。

ワンツーベルト(腰にベルトをし、そこにひっかけたビニール袋に排泄物が入るもの)は、慣れるまでは手間取るかもしれませんが、とても便利な道具だと思います。
凝固財(袋にしたワンを固めるもの)を袋にこぼさずに入れるのが難しいです。
ベットにたくさんこぼしてしまいました・・・

外での歩行は、速さ調節。
リードを右手に持ち、それでコントロールすることで、速くなったり遅くなったり、しっかりナンシーも反応してくれました。
白杖では絶対歩けない速度に感動しました。

昨日も今日も、夜9時のワンツーが出ません。ナンシーの排便ペースを早くつかんでいきたいです。


■8月2日(土曜日)
朝、ワンツー袋で、ワンもツーもたっぷりしてくれたので、安心しました。

DEでは、どうしてもSITの時に、ナンシーの方を向いてしまうくせがぬけません。
あと、やりなおしで、BACKで戻す時、私が回転してしまわないよう気を付けなければと思いました。
ウェイトで待たせて、遠くからカムで呼んだ時、一目散に走ってくる姿は、とてもかわいいです。
誘惑にも、ナンシーは乗りやすいタイプなので、私がすぐに判断して、的確にNOを出せるよう、気を配っていきたいです。

七夕祭りの道は、とにかく障害物だらけで、かなり神経を使いました。ナンシーも緊張していたようです。
車道に出たら、すぐによって、カーブで戻れるよう、うまく号令をかけていきたいです。
人も多いし、誘惑も多い中、ナンシーは頑張って歩いてくれました。

楽器の練習の時、初めて楽器をかついでナンシーと歩きましたが、一度楽器ケースがポールに軽く当たったものの、なんとか大丈夫そうでした。
ナンシーが先読みをして、右に曲がる前から、右寄りで歩いていたからだそうです。
右折する前から、よってをかけていった方がよさそうです。

ナンシーのワンは、かなり時間の間隔が広いです。
例えば今日だと、5:00(ワンとツー) 8:30(なし) 10:00(ツー) 12:30(ワン) 16:00(なし) 18:30(ワン)
という感じです。朝のワンツーを5:00にしたのは、昨日の夜のワンツーが出なかったため、早めにしてみました。
もう少し間隔が狭い方がいいのでしょうか?水も、飲まない時は、フードを混ぜてあげてみたいと思います。


====================
2014年現在
ナンシーにとって、加奈子さんが「都合のいい人」にならないようにしてくださいね!
この言葉を訓練中何度も訓練士さんから言われていました。
「この人だったらなんでも許してくれる」と思われてしまうと、いざという時に命令を聞かなくなったりするからだそうです。
確かにこの時期のナンシーは、私の命令に一応従っていましたが、その視線の先には常に訓練士のNさんがいました。
Kanakoはえさもくれるし優しいから好きだけど、私のご主人はNさんよ!という意識だったんでしょうね。

あとは、ワンツーのペースにも非常に苦労しました。
一応決められたワンツーの時間があり、その度にチャンスはあげるのですが、してほしい時にぜんぜんしてくれませんでした。
両側の部屋の訓練仲間の犬たちは、さっさとワンを済ませているというのに、ナンシーだけがいつまでもしてくれないのです。
特に一日の最後の21時のワンツーをしてくれないことが多く、気がかりで眠れず夜中にこっそりワンツーに出したり、
朝も早起きしてさせたりということが毎日のように続きました。
でも、ワンツーのペースは、一緒に暮らしていくうちにわかってきて、この時の悩みはまったくなくなりました。
排泄ペースこそ、犬によって違いがあるのに、その時は決まった時間にしてくれないことが一番の悩みだったんですね。

歩く速さのコントロール訓練では、それこそ走るほどの速さでも歩くことができ、
これこそ盲導犬のすばらしさだと感動したのを覚えています。
今でも散歩中に、安全な道でナンシーと走ることもありますよ!
 

盲導犬共同訓練日誌②

早速②をお届けします。
説明が必要な部分は、( )でくくって追記しています。
訓練はまだ始まったばかり。
なにもかもが新しいことばかりで、覚えることもたくさん。
とにかく全てが必死でした。


■7月30日(水曜日)
まだ訓練が始まって、ナンシーに出会って、3日目だというのに、もうずっと前からナンシーと歩いているような気がします。

コットンを使っての遊び方を教えていただきましたが、思っていた以上にすごい迫力だったので、驚きました。
(コットンとは、短い綱のようなもので、引張りあって遊びます。)
あくまでも、人間が主導権をにぎるということが大切なのだと知りました。
狭い部屋などでは、どうなるのか予想つきません。

そして、いよいよ初めての、外の歩道での歩行。
ナンシーについていくことに必死で、道の様子などには、ほとんど気を配れませんでした。
少しずつ、地図を描いて歩けるようになりたいです。
でも、最後の方では、だいぶ慣れたせいか、力も抜いて歩くことができたと思います。

午後は、初めてのグルーミングをしました。
すごい量の毛が抜けて、驚きました。
これを毎日やるのは大変だけど、ナンシーのために頑張ります。
耳そうじと、歯磨きは、まだあまり自信がないので、再度教えていただきたいです。

障害物をよける練習は、とにかくナンシーから離れずについていくことができるかが課題だと思いました。
「よって」(左に寄らせること)のコマンドを、タイミングよくかけられるように、方向取りをしっかりしたいです。
後で、ナンシーなしで、その場所を歩いてみて、複雑に置かれたダンボールの間をぬって歩いてきたことがわかり、ナンシーをたのもしく感じました。

今のなやみとしては、ハーネスを差し出した時に、なかなか顔を入れてくれないことです。
私のやり方が下手なのか、顔を近づけても、後ずさりしてしまったりします。
あと、食事などの時に、足元にダウンさせる時、他の犬が気になってどんどん離れていってしまうこと。
そういう時に、私のところへ戻すやり方を知りたいです。


■7月31日(木曜日)
コンチネンタルヒールとブリティッシュヒールというものがあることを知りましたが、それらを使い分けてナンシーに伝えることを、もっと練習しようと思いました。
(comeで呼んだ時、直接左に付かせる方法と、ユーザーの後ろをぐるっとまわって左に付かせる方法です。)
ブリティッシュヒール(まわって付かせる方法)を伝えるのが、なかなか思うようにいかず難しいです。

駅周辺での歩行は、主に歩道のカーブ(段差)を見つけさせることをしました。
その動きや命令語の出し方にはだいぶ慣れたと思います。
「よって」も出来ていたようなので、よかったです。
ナンシーの微妙なハーネスの角度を、もっと察知できるよう気を配りたいと思います。

講義は、盲導犬の一生と、盲導犬の歴史でした。
盲導犬を使う者として、覚えておかなければならないと思いました。
日本では、今、盲導犬の数は1000頭だといいますが、これから先、盲導犬が珍しい存在ではなく、あたり前に世間に受け入れられるような時が来ることを信じています。
そのためにも、私もナンシーとともにいろいろなところへ出かけていきたいです。

午後は、ハーネスを少し長いものに代えてもらい、それで試しに歩いてみました。
ナンシーの動きが安定して腕に伝わってきました。
しっかり基本ポジションを保つことができれば、とても歩きやすいと思いました。

市役所での階段昇り降り。
昇りは、GOと足を上げるタイミングと、ペースを合わせてヒール(ユーザーの左にぴったり付かせること)をかけるというポイントさえつかめれば、大丈夫かなと思います。
下りは、ナンシーが回りきれずに、斜めで止まることが時々あるので、降り口をスムーズに足でさぐれるよう、もう少し慣れが必要だと思いました。
(踊場のある階段を降りる時の話です。)

昨日悩んでいたハーネスをつけることですが、だいぶ解決したと思います。
ナンシーはちゃんと頭を近づけてくれているのだから、私が躊躇せず、スルッと入れてあげればなんとかなりそうです。
まだ時々うまくいかないことはありますが。

夕食の後、部屋で珍しくナンシーが後追いをしてきました。
いつもは、さっさとダウンして寝てしまうのですが、しきりに後を追ってきて、なにかをうったえてるようだったので、まだ21時にはなってなかったけど、早めにワンツー(トイレ)に出してあげました。そしたら、すんなりワンをしてくれました。
あの後追いは、ナンシーのワンツーアピールだったのでしょうか。それとも、少し私のことを、意識してくれているのかな?
どちらにしても、かわいいナンシーでした。


====================
2014年現在
すでにナンシーと出会って数日で親バカになっていたようですね(笑)

ハーネスに自分から頭を入れてくれないのは、この時とても悩みました。
他の訓練仲間の犬たちは、ハーネスを前に出すだけでうれしそうに頭を突っ込んでくるというのに、
ナンシーは、私がハーネスを出して「カム」と呼んでもこちらへ来ないし、
ハーネスを近づけると後ずさりしてしまうのです。
ある時、いくらがんばってもハーネスに入ってきてくれず、電話で訓練士さんを呼んだこともありました。
私と歩くことがそんなに嫌なのかな・・・と本気で悩みましたよ。
でも、ナンシーの場合は、性格的なものなのか、
「わーい!ハーネスだ~~!」
というタイプではなく、
「あら、お仕事なのね。じゃあ私はここにいるからさっさとハーネス付けてくださいな。」
というタイプのようで、私がナンシーの顔の位置を確認して、ハーネスを手際よくはめてあげれば問題なく付けられることがわかりました。
そのスタイルは今だにそうです。
犬によって性格が様々なんだと実感した出来事でした。

ちなみに、この時一緒に訓練を受けていたのが、私を含めて4名。
犬たちも、それぞれ個性があり、食事の時などの訓練仲間との話はとても楽しかったです。
 

盲導犬共同訓練日誌①

2008年7月28日~8月22日、
富士ハーネスで、ナンシーとの盲導犬共動訓練を行いました。
共同訓練とは、盲導犬ユーザーになるため、1か月間、盲導犬との歩き方だけでなく、
犬の世話やコミュニケーションを泊まり込みで学ぶ大切な期間です。
それらの工程をクリアすると、ユーザー、そして盲導犬としての許可証をいただくことができます。

訓練中、協会に提出するための日誌を書くことになっていました。
その日の訓練の反省点や悩みなどを書いています。
人物名などはイニシャル表記にしますが、それ以外はほぼその時書いた原文そのままで公表します。
あくまでも一人のユーザーの体験談ですが、この日誌が、これからユーザーになりたいと考えている人や、
盲導犬の共同訓練とは何かを知っていただく一つのきっかけになってもらえたらうれしいです。
今日から少しずつ掲載していきます。


■7月28日(月曜日)
5年越しの夢がついにかなう日。この日を心待ちにしてました。
神奈川から富士ハーネスは、遠いけど、自然に囲まれた空気のおいしいところで、とても気に入りました。居室も居心地がいいです。

私の犬の名前発表の時はとてもドキドキしました。
ナンシーと聞いて、思わずさけんでしまいました。私が英語の塾で9年間使っていたニックネームだったからです。運命を感じてしまいました。
ナンシーは、出産経験もあるということで、とてもたのもしい女の子だと思いました。

対面は、あまりの元気さにびっくり。人が大好きなんだなとほほえましくなりました。しっぽをバタバたさせて、愛嬌たっぷりです。
この子なら、私も周囲のみんなも、自然に笑顔にしてくれそうです。
私が、ナンシーの元気さを、うまくコントロールできるかが、少し心配でもありますが、訓練でしっかり学んでいこうと思います。

リードの扱い方も教えていただきましたが、私は左利きのため、ナスカンをスムーズにはめ込むことが出来るようになるための練習も必要だなと思いました。右腕が上がらないように注意します。
ナンシーと、良いペアになれるよう、明日から、頑張りたいと思います。よろしくお願いします。


■7月29日(火曜日)
訓練2日目は、覚えることや、初めてのことなど、盛りだくさんの日でした。
DE(基礎訓練)で、とにかくほめることを知り、少しずつ、ナンシーとの距離を縮めていこうと思いました。
また、NOを言うタイミングなど、しっかりおさえていこうと思います。
もう少し、私の肩の力を抜いていかなければ・・・

講義では、行動学をやり、犬の性格や、行動パターンなど、知っているようで知らなかったこともたくさんありました。
何より、ナンシーの持っている性格を、これからどんどん見つけていきたいと強く思いました。
とにかく無邪気で明るいナンシーだと思っていましたが、とても落ち着いた「大人の女性」という一面もあり、おだやかな性格を見ることができました。

ハーネスでの歩行は、ナンシーについていくことでいっぱいで、自分が今どこをどう歩いているのかまで気が回らないので、これはとにかく慣れるしかないなと思いました。

今日から、ナンシーと寝起きをともにすることになりましたが、食事や排便など、手際よく出来る方法を考えておきたいです。
あと、足拭きの時、なんとか立ったままで後ろ足も拭かせてくれるようになればと思います。

トロンボーンの音も、初めて聴かせましたが、思ったより大丈夫のようでよかったです。ナンシーにとって「心地のよい音」になればいいです。

追記
避難訓練では、犬を放してフリーにさせるということですが、いざとなった時、ちゃんと行動できるよう、イメージしておかなければと思います。私とナンシーの命を守るために。


====================
2014年現在
左利きのためナスカンをはめるのが大変だったことなんてすっかり忘れていました。
今となっては、左右どちらの手でもスムーズに止めることができてます。
慣れって大切ですね!

立ったままだと、ふんばって後ろ足を上げてくれなかったナンシー。
今では、なにも言わなくても、右前足、左前足、右後ろ足、左後ろ足の順で、ナンシー自ら上げて拭かせてくれます。
 

圏央道開通!

あっという間に今年も半分が過ぎました。
時は止まってくれないから、日々を充実したものにしたいですね!

7月カレンダー
7月ナンシーカレンダーは、スカイツリーのソラカラちゃんとのツーショット。
七夕ということで、星をイメージしたデザインにしてもらいました☆

さて、6月28日に東名高速と中央道を繋ぐ圏央道が開通しましたね。
ICが家からすぐ近くというのもあり、オープンの翌日に埼玉方面へ走ってみることに。
私たちのように、とりあえず走りに来たという人が多いようで、それなりに車の数も出てましたね。
相模原・愛川ICから、高尾ICまでが新しく出来た圏央道。
かなりトンネルが多かったです。
狭山パーキングで茶そばを食べ、埼玉のホームセンターで買い物をし、
帰りも狭山パーキングに寄って、緑茶ソフトを食べました。
緑茶ソフト
これがさっぱりしていて、後味はしっかり緑茶でとってもおいしかった!

同じ日に、厚木パーキングエリアもオープンしましたね。
ここは、全国ご当地B1グルメが食べられるパーキングということで、
ここへも寄って行こうと思ったのですが、日曜ということもあり、パーキング渋滞とサインが出ています。
なので、その日はあきらめて帰りました。
翌日、夜に行ってみようと急きょ決まり、夕飯がてら出かけました。
厚木パーキングまでは、家から15分もかからないほどです。
昨日ほどは混んでませんでしたが、ご当地グルメはどれも完売・・・
結局どのパーキングにもありそうな食事になってしまいましたが、オープンしたばかりというのもあり、とてもきれいで、
川も見えるし、これからどんどん発展していきそうな予感。
パーキングで全国ご当地グルメが食べられるのはここだけだそうです。
もう少し落ち着いてきたら、また行ってみようと思います。

今日パソコンの中身を整理してたら、2008年のナンシーとの共同訓練の時の訓練日誌が出てきました。
毎日の訓練の様子や反省点など書いて、訓練士さんに提出していたもの。
すっかり読みふけってしまい、その頃のことをいろいろなつかしく思い出していました。
結構しっかりと書いていたので、そのままブログで公開してみようかなとツイッターでつぶやいたら、
ぜひ読んでみたいという方が思ったよりもたくさんいらっしゃったので、少しずつ公開していこうかなと。
初心を思い出させてくれる部分がたくさんあり、それと同時に、あれからもう6年なんだとしみじみと感じました。
次回以降のブログをお楽しみにU^w^U
 
プロフィール
鈴木 加奈子
Kanako CD情報
鈴木加奈子トロンボーン・ソロアルバムII~Precious Seasons~ 新発売!
リンク
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR