5月のナンシーとの思い出集、そしてご報告

よく晴れた、いかにも5月というさわやかな日曜日。
盲導犬募金活動のお手伝いで、地元の若葉まつりに参加してきました。
募金活動という名目で、一番のお楽しみは模擬店めぐり☆
ナンシーとお祭りに来たのは、初めてでした。
真夏のお祭りは暑くて大変だし、人の数もすごいし、路上には食べ物がたくさん落ちていて誘惑が・・・
という理由で、今まで行けなかったのですが、今回はせっかくのチャンス!
ナンシーとお祭りの空気をたっぷり楽しみました。
パレードを見たり、焼きそば、たこ焼き、チョコバナナをゲット!
山車も出てましたよ。
この季節のお祭りは、気候もよくていいですね!
ナンシーとお祭りに行く夢がかなってよかったです☆
お祭り
チョコバナナ

こうしてここ最近、思い出集として毎月書いているのには理由がありました。
それは、ナンシーと一緒にいられるのが、今年で最後になってしまったからです。
今年度の引退ということに決まっていたので、
今年一年、毎月思い出を残していこうと書き始めました。
今年度というのは、来年3月までを指します。
なので、きっと年内はいてくれるはず、クリスマスもお正月も一緒に迎られるはずと思い込んでいました。
ところが、先日、思いがけずナンシーの引退の時期がせまっていることを告げられたのです。
私がナンシーの後に一緒に歩くことになる候補犬が見つかり、
その子の訓練が仕上がるのが、今年の夏とのこと。
そうなると、8月か9月には私とその子の共同訓練をスタートさせる必要があるのだそうです。
まさかの残り3か月のナンシーとの生活になってしまいました。
告げられた時は、頭が真っ白になりました。
いつかその時が来ることは覚悟できていましたが、いざ現実になるととても複雑です。
でも、私のかねてからの願いは、ナンシーが元気なうちに引退させてあげること、
そして、ずっとナンシーを待ち続けていてくださるパピーウォーカーさんのお家へ帰るということでした。
それを、このタイミングならかなえてあげることができるのです。
家族とも話し合い、遅かれ早かれその日が来るのなら、最高の状態で盲導犬卒業をお祝いしてあげようということに決めました。
ナンシーに、盲導犬時代が幸せだったと言ってもらえるように、残り3か月も、いっぱい笑って楽しく過ごしていきたいと思います。
そして、いっぱいいっぱい「ありがとう」を伝えていきたいです。
6月はどんな楽しい思い出ページが増えるかな?
 

iPhoneは私の目(その4・最終回)

前回紹介した「Be My Eyes」の記事を読んで、
数名の晴眼者の人たちから、早速インストールしたとのご報告をいただきました。
興味を持ってくださり、視覚障害者の力になろうというお気持ち、とてもうれしいです。

「iPhoneは私の目」シリーズも、いよいよ最終回です。
まずは、ナンシーとお散歩中に助けられたアプリをご紹介します。
ナビアプリはいろいろ出ていますね。
今いるところの近くにどんなお店があるかを教えてくれたり、
ナビゲーション機能もついている、「Blind Square」というアプリもあります。
これを便利に活用して外出している視覚障害者も多くいらっしゃるようですね。
私は、このアプリはまだ使いこなせてません(汗)

私が利用したのは、「てくてくナビ」というもの。
自宅や目的地を登録しておくと、
その建物がある方向にiPhoneが向くと振動で教えてくれるという、大変シンプルなものです。
ナンシーといつものように散歩してたら、ちょっと横道にそれてしまったらしく、
完全に迷ってしまいました。
そこで、てくてくナビを立ち上げ、自宅を指定し、
iPhoneをくるくる回してみたら、ある方向で振動しました。
とにかくこの方向に向かえば自宅があるということがわかり、そちらに向けて歩き始めました。
交差点や角に来る度に、振動で方角を確認。
目的地までの距離も出るので、少しずつ距離も短くなってるのを見ると、
確実に自宅に近づいてることがわかり、安心して歩けました。
結局どこをどう迷って、どう歩いてきたのかはわからないけど、
無事自宅へ到着しました。
細かいナビとは違い、ただ目的地の方角を教えてくれるだけだけど、
少なくともまったく逆方向に行く心配がないので、私にとっては充分なナビです。

その他、読書もいつでもどこでもiPhoneで出来るようになりました。
電子図書を聞いたり、音訳図書を聞いたり。

そして、これは「目」とは直接関係ありませんが、
みなさんもお使いの、LINEスタンプ。
これは、今まで見えないと、どのような画像かわからず、まったく使えませんでしたが、
最近、音声付スタンプが登場し、
LINEスタンプを送る楽しさ、受け取る楽しさを知りました。

こうして、便利だけじゃなく、楽しさも提供してくれてるiPhone。

色や明るさを知る機械で制度もかなり良いものは、だいぶ前から販売されてます。
ナビゲーションしてくれる端末も、読書をするための機械ももちろんあります。
でも、これらをいつでもどこでも持ち歩くには荷物も増えるし、
いざという時、家に置いてきてしまった・・・なんてこともありますよね。
これらがiPhone一つあれば、とりあえずは解決できてしまいます。
その「いざという時」が、見えないと結構あるんですよね。
そういう意味でも、いつでもどこでも近くにあって、
見たい情報が手に入る、まさに「私の目」なのです。
そして、なにより、視覚障害者用ではなく、
みんなも使ってるiPhoneを、同じように使えることに価値があるのだと思います。
これから、ますます進歩していき、便利になっていくんでしょうね!
人と機械が、バランスよく共存していけたらいいですね。

4回に分けて書いてきましたが、お読みくださりありがとうございました。

~おわり~
 

iPhoneは私の目(その3)

こうしていろいろなアプリを使って、光、色、写真、文字を見ることができるようになりましたが、
微妙な色合い、手書きの文字、写真のより詳しい説明などは、「人の目」が必要です。
ビデオ通話で、家族や知り合いに見てもらうのが安心ですが、
その人たちが、たまたま誰もビデオ通話に出られない状態の時、
どうしてもすぐに見てもらいたいものがあっても、今まではその場はあきらめるしかありませんでした。
今回は、そんなもどかしさを解消してくれるアプリを紹介します。

それは、「Be My Eyes」というアプリです。
アプリをダウンロードしたら、晴眼者(見える人)か、視覚障害者かを選択する画面が出てきます。
当然私は視覚障害者を選んで登録します。
なにか見てもらいたいものがあった時、このアプリからヘルプコールをすると、
晴眼者として登録している人の誰かにつながるという仕組みです。
その人にビデオ通話で直接見てもらえるということです。
誰につながるかわからないので、私もしばらく勇気がなくて、使ったことはありませんでした。
でも、ある日、それが活躍する場面がやってきたのです。

突然真夏のような暑さになった日、オフィスのエアコンを使うことにしました。
新オフィスになって、クーラーは初始動。
リモコンのボタンは、以前ざっと説明してもらっていたので、
クーラーボタンを押して、暖房からクーラーに切り替えました。
ところが、なかなか冷たい空気が出てこないのです。
南向きの大きな窓からは、日差しが容赦なく降り注いできます。
ナンシーも、暑さでハァハァ始まるし、見てもらえる人はいない・・・
「そうだ!」と、Be My Eyesのことを思い出し、勇気を出してかけてみることに!
呼び出し音が鳴っている間、心臓はバクバクです・・・
そんなに時間もたたないうちに、誰かにつながりました。
相手は女性の方でちょっと緊張がほぐれました。
早速カメラにリモコンを映し、クーラーボタンはどれかを聞いてみたら、
「もう少しカメラを右にずらしてください」などと指示してくださり、
無事クーラーボタンを教えてくださいました。
私が必死に押していたボタンは、風向ボタンだったようです。
ついでに自動運転とドライモードのボタンも教えてくださいました。
こうして私もナンシーも、ゆでだこにならずに済んだのでした(笑)

詳しくはわかりませんが、見えない人がコールすると、
ランダムに見える人の誰かにコールされ、その人が出なければ、また別の誰かにコールされる仕組みみたいです。
たまたまヘルプコールをキャッチ出来た人が、こうしてサポートしてくれるようですね。

登録時の個人情報は、もちろん相手には表示されません。
設定で「日本語」に設定してる人につながるようになってるので、
たまに、日本語もできる外国人につながったりもするとか。

今回はエアコンのリモコンを見てもらいましたが、
例えば自動販売機の飲み物を教えてもらったり、
どうしても判別が難しい信号機を見てもらったりという利用法もありそうですね。

このブログを読んでいる晴眼者の方で、iPhoneユーザーの方、
よかったら登録して、視覚障害者の誰かのお手伝いをしてもらえたらうれしいです。
実際に母も2ヶ月前に登録しましたが、今までコールがかかってきたのが3回くらい、
その中で、出ることが出来たのは1回だそうです。
コールが鳴って、たまたま出られる環境にあった時だけ、ちょっと目を貸してあげるというボランティアですね!

私もそうでしたが、知りたかった情報を、偶然つながった方に見てもらって、
その場で知ることができた時の喜びは、なんとも言えないものでした。
機械に教えてもらった時とは違って、人の心のぬくもりを感じました。

このアプリがあることで、いざという時の安心感があります。
今後も困った時には、どこかの誰かにお世話になります (^_^)

Be My Eyesのことが、以下のページに詳しく載ってますので、
ぜひこちらも合わせてご覧ください。 ↓ ↓
スマホを通じて目が見えない人の「目」になれるアプリ「Be My Eyes」 - GIGAZINE http://gigazine.net/news/20150116-be-my-eyes/

次回は、私が外を歩いていた時に助けられたアプリ、
その他、楽しく使っているアプリなどを紹介します☆
 

iPhoneは私の目(その2)

前回にも書いたように、明るさや色を教えてくれるiPhoneですが、それだけではありません。
友達から送られてきた写真、自分のカメラロールに保存してある写真、
これらにいったい何が映っているのか、見えなければ当然わかりませんよね。
そこで登場するのが「Tap Tap See」というアプリです。
内容を知りたい写真を選びしばらく待つと、解析結果を読み上げます。
例えばこの写真は、
湖
「緑の高い木に囲まれた湖と山の景色」
と読み上げます。
すごいですよね!
また、カメラを向けて、その場で撮ったものも解析してくれます。
どこかへ出かけて、景色を撮影すれば、その景色を教えてくれます。
ナンシーを撮影したら、ラブラドールレトリバーと読み上げました。
でも、大きな敷物に乗っているところを、遠めから撮ったら、
「白い子犬」と言われました(笑)

続いて、紙に書いてある文字を読むアプリがあります。
スキャニングして、テキストを読んでくれるアプリはいくつかありますが、
私は「iよむべえ」というアプリを使っています。
カメラを向ければ、画面に映し出された文字をその場でどんどん読んでくれるので便利です。
例えば、コンサートのチラシがいくつかあり、触り心地はすべて同じなので、
どれがどのチラシなのか、表なのか裏なのか、触っただけでは判断できません。
でも、このアプリを使えば、とにかく映った文字を読んでくれるので、
なんのチラシなのかが判断できるのです。
いちいち、「これはなんのチラシ?」と見てもらわなければならなかったのが、
自力で分別することができるのです。
あくまでもテキスト文字だけを認識するので、手書き文字は認識できません。

このように、映像や文字までも教えてくれるiPhone。
それでも、まだまだ認識結果は不充分だったりします。
そこで、最終的に確実なのは、やはり「人の目」ですよね。
スマホのビデオ通話で、家族や友人に見てもらうこともできます。
初めて行く道で、今いる場所が正しいのかを確認するため、
父にビデオ通話し、景色を見てもらったこともありました。
でも、いつでも相手がビデオ通話できる環境にいるとは限りません。
そんな時でも、「今」どうしても見てほしい情報がある時もあります。
そんなもどかしさを解決してくれるすばらしいアプリが登場しました。
これについては、また次回!
私の体験談も含めて、詳しく紹介します。
iPhoneを使っている晴眼者(目の見える人)にも、ぜひ読んでいただきたいので、
「その3」の記事も、引き続きよろしくお願いします。
 

iPhoneは私の目(その1)

意外にも今までブログでは取り上げていなかった話。
私は3年前からiPhoneユーザーです。
タッチパネルを見えなくてどうやって使ってるか、不思議に思う人も多いと思いますが、
iPhoneには、視覚障害者でも使えるように、音声読み上げのボイスオーバーという機能があります。
これによって、画面に書かれている文字を読んだり、メールを書いたりできるのです。
みなさんのiPhoneも、設定を変更すればしゃべり出すようになってるんですよ!
設定の中のアクセシビリティーというところを見てみてくださいね (^_^)

それと、音声認識の「Siri」という機能はご存知ですよね。
Siriが日本語対応したのは、2012年の春でした。
実は、そのAppleのCMに私出演したんです。
まだご覧になったことのない方は、こちらからどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=uxWcxEqt4b8

このCMに出るまで、iPhoneを触ったことすらなかった私。
声でここまで操作できるようになるなんて!と、一気にiPhone熱が上がり、
CM撮影をした翌々日にはiPhoneを注文してました (^_^)
手に入れた時は、まだSiriは日本語には耐応してませんでしたが、
もうすぐ日本語にも対応するとひそかに知っていた私は、ひたすらその時を楽しみに待ちました。
そして待ちに待ったその日が来て、メールを書いたり、電話をしたりが、声だけで操作できるようになりました。
当時は、まだまだ使いやすいとは言えなかったけれど、それからアップデートされる度に、
どんどん使いやすくなっていき、今となってはiPhoneが私の目になってくれてます。

例えば、「Light Detector」というアプリで、明るさを知ることができます。
音の高低によって、明るいか暗いかがわかるようになっていて、
部屋の電気がついているのか、パソコンの画面がついているのかなどを知ることができます。

同じように、カメラを向けた物の色を教えてくれるアプリもあります。

このように、光や色を知ることができるなんて、まさに「目」そのものですよね!
他にもいろいろなアプリがあり、さらに世界が広がっています。
続きはまた次回に☆
 

ゴールデンウイークいかがお過ごしでしたか?

5月に入り、ゴールデンウイークも終わり、
気付けばもう8日ですね。
みなさん、どんな連休をお過ごしでしたか?
我が家には、4月28日から5月7日まで、
アメリカから親戚が来ていました。
GWはどこも混んでるので、遠出はしませんでしたが、にぎやかで楽しい10日間でした。

その間に、私はレコーディングのためのリハーサル。
今年は、11月に新しいCDをリリースすることになり、
これまで曲作りをしてきました。
今月末からレコーディングに入るので、そのための全体合わせ。
産声をあげたばかりの新曲たちを、さらに煮詰めていって、レコーディングに備えていきたいです。

遅ればせながら5月のナンシーカレンダーです。
5月カレンダー
私もちゃっかり登場してます (^_^;)
眼下に都会の街並みが広がっています。
シティーガールのナンシー U^w^U
ナンシーだけがしっかりカメラ目線なのが笑えますね!

新緑の季節ということで、ネイルもグリーン☆
グリーンネイル

雨の多かった4月とは打って変わって、さわやかな日が続いてますね。
すでに日中は暑いくらいですが、私はこの季節が大好きです!
 
プロフィール
鈴木 加奈子
Kanako CD情報
鈴木加奈子トロンボーン・ソロアルバムII~Precious Seasons~ 新発売!
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