100年前のオルゴールたち(前編)

先日、パルテノン多摩にあるマジックサウンドルームというところへ行ってきました。
100年も前のあらゆるオルゴールが展示してあるというオルゴール博物館です。

中に入ると、スタッフの人たちが明るく迎えてくださいました。
そして、お子さんやお年寄り、視覚障害の人たちのために作ったという、手作り模型を触らせてくれました。
模型
オルゴールは、このような筒に突起が複数あり、それがまわって金属の針をはじいて音が出ます。

フイゴ
そしてこれは「フイゴ」の模型。
アコーディオンのように押すと空気が出て、その空気でモーターが回り、自動演奏が始まるという仕組み。

時間になると、実際にそれぞれのオルゴールの説明とデモ演奏が聞けます。
平日ということもあり、お客さんは私たちとあと一人だけ。
貸切状態で、それぞれのオルゴールの間近まで行くことができ、
じっくり解説を聞くことができました。

まず紹介してもらったのは当時一番一般的だったというオルゴール。
円盤オルゴール
直径80cmくらいの円盤に突起があり、それが回って音楽が聞こえます。
円盤1周で一曲が終わります。
気分によって、円盤を変えていろんな曲を聴いていたそうです。
レコードのような役割をしていたんですね。
でも一曲のために、1kg近くある円盤を取り換えるのも一苦労。
透明感があり、手回しオルゴールと違って重厚感のある美しい音色でした。

続いては、ピアノとヴァイオリンのアンサンブルが聞けるというもの。
ピアノ&ヴァイオリン
これもオルゴールなんだそうです。
フイゴで空気が送られる音がして、自動演奏が始まりました。
ヴァイオリンは3台あるのですが、それぞれ弦が一本ずつしかなく、
3本で一つのメロディーを奏でます。
それぞれのヴァイオリンが自分の出番のところでちょっと首をかしげるように前に傾き、
前に張られている弓に自ら体をくっつけて音を出す様子がなんだかかわいかった!
ピアノとのちょっぴりぎこちないアンサンブルが、またまたかわいい雰囲気でしたよ♪

お次は、100年前のアメリカの公園やドラッグストア、バーなどでよく見かけられたというオルゴール。
フルート&ヴァイオリン&ピアノ
聞きたい時に自由にコインを入れれば演奏が始まるというもの。
一曲聞くために、当時で言うとコーラ一本分くらいの値段だったそうです。
実際に私にコインを入れさせてくださいました。
コインを入れたとたん、ボーーーッという空気が送り込まれる音に続き、
軽快でかっこいいフルート&ヴァイオリン&ピアノのアンサンブルが始まりました。
いきなりの大きな音にちょっとびっくり後ずさりしてしまいました f^_^;
「ここは100年前のアメリカ!?」という感覚になれましたよ!

最初に聞いたオルゴール以外は、紙に穴が開いているロールによって音楽が流れるという仕組みです。
紙なので、使っているうちに切れてしまうこともあるけど、その度に係員の人たちが手作業で修正しているのだとか。
オルゴールというと、普段よく聞くポロンポロンというきらきらした音色しか知りませんでしたが、
このように本物の楽器を自動演奏するものもオルゴールの部類なのだと初めて知りました。
そして、100年以上前から、自動演奏の技術があったのだということにも驚きです。

まだまだ驚きと感動のオルゴールが続きますが、
長くなってしまうので、続きは次回をお楽しみに♪
 

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comment

一周で一曲が

終わるのは時間にして何分位何ですかね?展示してあるオルゴールって其々音をかなえてくれるんだすかね♪フィゴって三角形になってて動かすと空気が出てくる奴ですか。なんたって(泣)物を知らない物で知らないんだったら、恥ずかしいけど聞いて覚えないと(笑)でも、色んな音に囲まれて心と体を癒されてきたんですね(*^_^*)

コインをいれて音を楽しむ
ジュークボックスに
どこか似ていますね♪
ここまで大きな、タンスのような
オルゴールをみたのは初めてです。
女の子が小さな宝石箱をあけると
なんとも乙女チックなレトロな
フレーズがそっとささやく?
オルゴールってそんなイメージ
でした。
手のひらにのる手巻きの
ちいさなちいさなオルゴール
遠い昔、持っていた記憶があります

素敵な音

色々な仕組みのオルゴール。
私たちがよく知るものはシリンダー式のものですが、
オルゴール一つとっても色々な仕組みのものがありますよね。
昔の人は何とかしてオーケストラのような音を楽しもうと、
あらゆる知恵を絞ったのでしょう。
我が国日本にも『からくり人形』のようなものがあったように、
自動で何かをしたいというのは、
いずこの国の人も同じなのでしょう。
さて、それぞれ展示されていたオルゴール。
加奈子さんの説明を読んでいて、
私も音色を聴いてみたいと思いました。
人が奏でる楽器の音とは、
また違った雰囲気が味わえて楽しいですよね。
次のレポートも待ってます。

スタフィーパパさんへ

一周で2分くらいだったかな!ゆっくり回っていたようです。
そうそう、フイゴは三角形でしたよ。私はフイゴという言葉すら知りませんでした(汗)おもしろかったので、ぜひ機会あれば行ってみてください♪

B AKKYさんへ

本当に本棚や食器棚のような大きなオルゴールで、デザインも家具のようにおしゃれでした。
私も昔手回しオルゴールを集めていましたよ♪ここにも売っていたので欲しかったのですが、ナンシーのご飯アピールに負けて、買わずに出てきてしまいました (^_^;)

StarHorse02さんへ

いろいろ仕組みを説明してもらったものの、あんな大きなオルゴールを動かせることが魔法のようでした。まさにマジックサウンドルームでしたよ♪
人間が演奏しているわけではないけれど、現代の自動演奏楽器よりも人間味があって、また聴きたいと思う音色でした。

自動演奏ピアノも

凄く沢山の種類のオルゴールがあるのですね。
突起の有無で音が鳴る鳴らないが決まる事を考えると
アコースティックな響きを持つデジタルとも考えられますね。
6年前、点字の勉強を始めた頃、自分の曲のオルゴールを作りたいと思って、
安いオルゴールを買って来て分解して改造しようとして失敗した事ありました(苦笑)
正確なタイミングで鳴らすのは予想外に難しく、職人技のようです。

紙に穴を開ける方式は、ピアノを自動演奏させるピアノロールが有名で、
ハンマーソレノイドによる電気式に代わるまで使われた技術のようです。

コンロン・ナンカロウと言う作曲家は、ピアノロールを駆使した曲作りを行い、
緻密な計算を行って、手作業でパンチングを行い、
人の手では演奏出来ないような複雑なリズムを構築したそうです。

オルゴールや自動演奏の歴史と言うのも奥が深いですね。

ざくろの森さんへ

まさにオルゴールを作るのは職人技だということがよくわかりました。緻密に計算されているんですよね。
自動ピアノの演奏も聴くことができました。後編のブログでご紹介します。これには感激でしたよ!
 
プロフィール
鈴木 加奈子
Kanako CD情報
鈴木加奈子トロンボーン・ソロアルバムII~Precious Seasons~ 新発売!
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